2009年4月14日火曜日

イタリアとスイスの国境線が移動

1861年にイタリア国憲法で定められたスイスとの国境はそれ以後一度も見直されていませんでしたが、最近、地球温暖化の影響を受けて氷河が溶けだし、境界線が移動をはじめたようです。これまで氷河に覆われたアルプスの峰と分水嶺に沿って引かれていたイタリア/スイス間の国境。両国はこれを今後「confine mobile(変動国境線)」とし、定期的にチェックする委員会を立ち上げました。いずれにしても、この境界線は山の中の「国有地」内にあり、そのラインが数10メートル移動したからといって、民間人の土地がイタリアとスイスに二分される可能性はないようです。
以前には、コモ/ルガーノ間高速道路の建設のために行った河川移動の土木工事によって国境線が移動したこともありました。

ラクイラ カテドラルから救出された美術品

大きな被害を受けたカテドラルから消防隊員が危険をおかして救い出した美術品についての放送が、下記のサイトで見られます。
絵画、銀細工、香炉、カリスなどが、倒壊の危機にあるカテドラルから外に運び出されました。
http://www.rai.tv/dl/RaiTV/programmi/media/ContentItem-8189e2c8-98e8-442c-8d94-fbab6ed60521.html