2012年6月4日月曜日

Strage di Capaci (カパーチの虐殺)から20年

2012年5月23日、「カパーチの虐殺(ファルコーネ判事暗殺事件)」は20周年を迎えた。判事の護衛長で、もっとも強い爆破を受けた1台目の車に乗っていた警察官アントニオ・モンティナーロ(享年30才)は、生前のインタビューでこう語っていた。「いつも口にしていることですが、わたしのような仕事に付いている者はだれでも恐れと卑怯のどちらかを選べる状況にあると思います。恐れは人間であればだれでもが持つ感情です。恐れる者は、夢を見、愛し、涙を流します。人間らしい感情です。卑怯は理解できません…。人間性の範疇ではないと思います。わたしはすべての人間と同じように恐れを抱いています。でも卑怯ではありたくないです」。アントニオたち護衛はみな志願者で、危険手当も受けていなかった。

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