2009年5月3日日曜日
Fiat – Chrysler フィアットとクライスラーが提携
この提携によって、イタリア最大の自動車企業フィアットは北米自動車市場に再参入することになります。ナポリターノ大統領も、5月1日メーデー(イタリア語ではFesta del Lavoro/労働祭)恒例の演説で、「この壮大な事業にイタリアは誇りをもってよい」と述べました。
オバマ大統領も次のようにコメントしています。
「共に成功の道を歩もう。クライスラーは復活する。フィアットに感謝を表したい!
トリノ(フィアット社とリンゴット工場の所在地)が我々と一緒に未来のエコカーを製造することになる。フィアットはこの分野での実力をすでに証明している。それこそが生き残るための唯一の道であり、この「同盟」で3万人の雇用が守られる。クライスラーはより強く、競争力あるメーカーに生まれ変わるだろう」
フィアットのCEOセルジョ・マルキオンネは、「世界がわれわれを見ている。過ちは許されない」と語っています。
新クライスラー社の資本構成は、スタート時点では次のようになります。
全米自動車労組 ≂ 55%
アメリカ合衆国政府/カナダ政府 = 10%
フィアット社 = 20%
フィアットは2013年に発行済株式の51%を取得する権利を得ていますが、アメリカ政府の融資を完済することがその場合の条件となっています。
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