2012年1月6日金曜日

イタリア人の確定申告

48% のイタリア人が自分の所得を年間15,000ユーロ以下と申告している。
40% が15,000~35,000ユーロ
8.7%が 35,000~100,000ユーロ。
年間100,000ユーロを超える所得を申告しているのがたった1%!

イタリア人の豊かな生活ぶりを見るととても信じられない。外国で不動産を購入するイタリア人も増え、10年前の2倍になったとのこと。とくに人気があるのはヨーロッパ各国の首都の中心街。
一方、周りを見渡すと、電気代も払えない年金生活者や低所得者が多くなってきたようにも感じられる。

エトナ山噴火 (2012年1月5日)

Monte Etna が年明け早々また噴火した。轟音が響きわたる中、白い雪と赤い炎が空に映え、美しいコントラストを描く。

http://www.rai.tv/dl/RaiTV/programmi/media/ContentItem-3139fbc5-172e-49ac-bbd7-33f459a343dd-tg1.html

米大統領選に向けた共和党候補選びの幕開けとなるアイオワ州党員集会。

イタリア人3世(リック・サントラム、53才)が善戦。

1月4日に行われた選挙では、TVコマーシャルなどに巨額の宣伝費(1票あたり113ドルに換算される)を使ったRomney 氏が圧倒的に優勢とされていた。対するRick Santorum 氏はほとんど無名。「足を使った選挙活動」により1.65ドルしかかけなかったにも関わらず、8票という僅差にまで追い詰め、接戦の末敗れたが、実質的な勝利者と呼ばれている。
Santorum氏の祖父は1923年、ファシズムから逃れ若くしてアメリカに渡ったガルダ湖畔出身のイタリア人。炭鉱夫をして子供たちを育て上げ、大学に進ませた。孫のリックもアメリカで法律学を修めた後、フィレンツェ大学の専門課程に進んだ。
政治家としてのリック・サントラムは、「信仰、自由、家族」を重視する典型的な保守派。

イタリアの若者の失業率30%を超える。

ISTAT(イタリア中央統計局)の報告によると、2011年11月イタリアの総失業者数は2,142,000人に達し、失業率は8.6%(前年比+0.4%)。最も不利な状況におかれているのは女性と若者で、特に、15歳から24歳までのイタリア南部の女性の失業率は39%。年金受給開始年齢が高くなってきているためもあって、父親たちが職場に残り、息子たちが仕事につけないという現象もおきている。

ミラノ証券取引所(1月5日)

この日はイタリア証券取引のブラック・デー(-3.65%)となった。引き金となったのはUnicredit Bancaをはじめ大手銀行株の大幅下落。 一方、パリでは、-1.53%、ロンドンは-0.78%、フランクフルトは-0.25%と、イタリアほど大きな株価の変動はみられなかった。このところハンガリーもギリシャに次いで国家破綻の危機に瀕していることが判明し(ハンガリー国債の利率は10%に上昇)、ヨーロッパを震撼させている。