2012年5月7日月曜日

鉄格子の向こう側で、おとぎ話が生まれる

バーリの刑務所では、更生中の服役者たちが子供向けの絵本や漫画を製作している。自分の身に実際に起きた出来事を語り、絵を付け、それを読む子供たちに「間違いを犯さないよう」諭している。「お父さんトラは、むかし、とても残酷な若トラだった…。そしてある日……」。
まるで時が止まったかのように感じられる毎日。おとぎ話を書くなかで過去を振り返り、家族や子供たちとの再会を夢見る。

アフリカの土地を外資が買収

アフリカや中南米で外国資本による土地の大型買収が進められ、砂漠化やさらなる貧困を招いている。買い占めているのは中国、アラブ諸国、ブラジルなど。アフリカでは生産量の少ない自然農業が主流だが、土地買収者は大量に肥料を使う大規模農業を営む。すべて農作物は自国へ運んでしまうため、地元アフリカには貧困、自然破壊、搾取の跡だけが残る。