2014年1月21日火曜日

クラウディオ・アバド 死す


世界的名指揮者Claudio Abbado(クラウディオ・アッバード)が昨日1月20日(月)ボローニャで亡くなった。享年80才。スカラ座(1968-86)とウィーン国立歌劇場の音楽監督(1986-1991)、ベルリンフィルの芸術監督(1989-2002)をつとめた。昨年8月にイタリアの終身上院議員に任命されたが、議員報酬はフィエソレ(フィレンツェ)の音楽院(Scuola di Musica di Fiesole)の奨学金制度にまわしていた。

若い頃からアバドと比較されてきたもう一人のイタリアが生んだ偉大な指揮者リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)は「この数十年の間、世界の舞台でオーケストラ指揮と音楽解釈の歴史を記してきた偉大な音楽家を失い、深い悲しみを感じます」と語った。「彼の死は音楽・芸術界にとって大きな損失となるでしょう」。