Morte improvvisa di Lucio Dalla in Svizzera, dopo il concerto di tre ore
スイスでの3時間にわたるコンサートの翌日、3月1日(69歳の誕生日3日前)に歌手Lucio Dallaは心臓発作で亡くなった。スイスの後、パリのオリンピア劇場でのコンサートなど、ヨーロッパツァーを控えていた。どの劇場でも切符はすでに完売だったとのこと。
http://www.youtube.com/watch?v=dvY4nn-zxb0&feature=related
「4 marzo 1943(1943年3月4日)」
彼がシンガー・ソングライター(cantautore)として多くの人々に感動を与えたのは、忘れることのできないこの曲だった。
"港町によそ者がやって来た。彼は少女と恋に落ちた。男は彼女を知ってからすぐに殺害された……。そして、16歳で母になった少女が我が子につけた名は「ジェズー・バンビーノ(幼な子イエス)」。その後しばらくして彼女も短い人生を閉じた。
いまではポーカーをしたりワインを飲むようになったのに、港の人たちはまだ僕のことをジェズー・バンビーノと呼ぶ"
日本でもよく知られているのは「カルーゾ」。
http://www.youtube.com/watch?v=6L3DTsLEGl8&feature=fvst
Una terrazza vicino al golfo di Sorrento...
Due occhi che ti guardano così vicini e veri.
"ソレント湾をのぞむテラス
二つの瞳がこんなに近く、こんなに真実の眼差しでぼくを見つめる"
Si sentì felice.
Gli sembra dolce anche la morte...
Ti voglio bene assai, ma tanto tanto bene assai.
"しあわせを感じた
死さえ甘美なように思えた
君を愛している……"
(1921年、カルーゾは最後の日々をナポリのホテルExcelsior Vittoriaで過ごした。48歳だった)
「ぼくは人を和ますカンツォーネは書けない」と言っていたルーチョ。死と隣り合わせの歌、死の香りのする歌を作詞作曲した。「死は第1幕の終わりにすぎない」と話していたルーチョはこんなに足早に逝ってしまった。