2010年9月19日、ローマが首都になってから140周年を記念する祝典が催された。「イタリアの兵士を象徴する」といわれるベルサリエーリ(羽根がたくさん付いた帽子を被り、走って行進する狙撃隊)がファンファーレを鳴らしながらピア門を走り抜けた。2011年1月9日まで、「Il Risorgimento a colori(絵画に見るイタリア統一運動):19世紀のローマ」展も開かれ、美術館や個人コレクションから集めた作品約100点を展示する。
一方、ローマ市(Comune di Roma)が新法で「首都ローマ(Roma Capitale)」となる日が近づいている。この法律により、イタリアの政府機関や各国大使館が集まるローマに、より相応しい機能と経済的基盤が保障されることになる。都市計画、公共事業、建築、交通、文化財、観光、防災などが、国と州(ラツィオ州)の管轄からRoma Capitaleに移譲され、Consiglio Comunale(市議会)はAssemblea Capitolina(首都議会)という名称に変わる。