2009年6月19日金曜日
2009年6月15日月曜日
中学卒業資格取得国家試験
6月15日、月曜日、イタリアでは6月に卒業する中学3年生の「中学卒業資格取得国家試験」が始まりました。イタリア語、数学、外国語の筆記試験の後、「Invalsi」と呼ばれる全国共通のクイズ式テスト(イタリア語、数学)、口答試験と続きます。評価は、「ブラーヴォ」というような言葉によるものではなく、10段階評価となります。ちょっと問題になっているのは、この国家試験の実施方法を規定するGelmini(教育相)法によると、受験できるのは「全科目が6以上の通信簿」をもつ生徒となっていることです。一方、数世代にわたりイタリアの高校生の悩みの種だった大学入学資格取得試験(esame di maturità)は6月25日から始まります。今年も猛暑が訪れると予想されているイタリアですが、国家試験を受ける若者たちにとって、一番汗をかくのは6月になりそうです。
2009年5月27日水曜日
『家族のアルバム』Nando Dalla Chiesa
祖父母、叔父・叔母、姉妹、甥・姪、そして両親との「想像してみた会話」35編からなる日記風私小説。20世紀初頭から、ファシズムの時代、第二次大戦、レジスタンス、68年の学生運動、70年代、そして1982年9月3日にパレルモで起きた父カルロ・アルベルト・ダッラ・キエサ将軍のマフィアによる暗殺‥‥。家族とは何だろうか、とナンドは振り返る。
ナンド・ダッラ・キエサにとって家族とは、とめどない愛情と慈しみの日々の流れであり、その中でそれぞれが教え、教わり、世代の異なる人たちの助けによって人生を学んでゆくところ。そこにには、固い絆、連帯感が生まれる。
ナンドは語る。「家族とは、苦しいときに守ってくれる避難所であるだけでなく、大いなる挑戦にそなえて戦略を練るために潜む塹壕であり、そこから人は勇気をもって外の世界に飛びだして行く。真の家族が持つ『美しさと力』を証したいと思い、この本を書いた。
子どもたちには、幼い時にこそ味わえる、夢や魔法のような神秘に満ちた毎日を送って欲しい。そうした豊かな幼年期を過ごすことによって成長し、人生の発見に挑むことができるようになる。過去の出来事をおとぎ話のように聞きながら、長い歴史の営みのなかに自分がいると感じて欲しい」。
2009年5月25日月曜日
猛暑に襲われたイタリアの5月
ナポリターノ大統領のシチリア訪問

2009年5月24日、ナポリターノ大統領は3日間のシチリア訪問の最後の地、文豪レオナルド・シャーシャの故郷ラカルムートを訪れ、シャーシャ財団でのスピーチで「シャーシャはシチリアの理性と文化の輝かしい象徴」であると語りました。
前日の23日、ナポリターノは、マフィアと戦ったファルコーネ判事の暗殺事件から17年目を記念する式典に参加するためパレルモを訪れていました。そこにはイタリア中から船でやってきた、色鮮やかなシャツを身につけ旗を掲げて待っている2000人の若者たちの姿がありました。若者たちは歌と踊りのフェスタを通して「未来を再び手にする(riprendersi il futuro)」決意をアピールしました。
思えば21年前にマフィアに殺害された勇気あるジャーナリスト、ロスターニョ(Rostagno)は言っていました。自分がマフィアと戦うのは、「自由と生きる喜びの敵だから」と。
「聖人、天才、船乗りの国」と呼ばれたイタリアですが、シャーシャの小説「真昼のふくろう」の主人公のモデルともなり、新妻と共にマフィアの銃弾の犠牲になったダッラ・キエサ将軍も含め、イタリアは多くの有名・無名の「英雄」を生んだ国ともいえます。それぞれの「事件」は悲しいエピソードであるとはいえ、続く世代にとって、かけがえのない誇りともなっています。
「上納金」を拒否して殺された店主の棺を担ぐ息子たちが、沈黙のままVサインをする・・・・。そんなシーンがニュースで流れることもあります。
前日の23日、ナポリターノは、マフィアと戦ったファルコーネ判事の暗殺事件から17年目を記念する式典に参加するためパレルモを訪れていました。そこにはイタリア中から船でやってきた、色鮮やかなシャツを身につけ旗を掲げて待っている2000人の若者たちの姿がありました。若者たちは歌と踊りのフェスタを通して「未来を再び手にする(riprendersi il futuro)」決意をアピールしました。
思えば21年前にマフィアに殺害された勇気あるジャーナリスト、ロスターニョ(Rostagno)は言っていました。自分がマフィアと戦うのは、「自由と生きる喜びの敵だから」と。
「聖人、天才、船乗りの国」と呼ばれたイタリアですが、シャーシャの小説「真昼のふくろう」の主人公のモデルともなり、新妻と共にマフィアの銃弾の犠牲になったダッラ・キエサ将軍も含め、イタリアは多くの有名・無名の「英雄」を生んだ国ともいえます。それぞれの「事件」は悲しいエピソードであるとはいえ、続く世代にとって、かけがえのない誇りともなっています。
「上納金」を拒否して殺された店主の棺を担ぐ息子たちが、沈黙のままVサインをする・・・・。そんなシーンがニュースで流れることもあります。
登録:
投稿 (Atom)


