1861年にイタリア国憲法で定められたスイスとの国境はそれ以後一度も見直されていませんでしたが、最近、地球温暖化の影響を受けて氷河が溶けだし、境界線が移動をはじめたようです。これまで氷河に覆われたアルプスの峰と分水嶺に沿って引かれていたイタリア/スイス間の国境。両国はこれを今後「confine mobile(変動国境線)」とし、定期的にチェックする委員会を立ち上げました。いずれにしても、この境界線は山の中の「国有地」内にあり、そのラインが数10メートル移動したからといって、民間人の土地がイタリアとスイスに二分される可能性はないようです。
以前には、コモ/ルガーノ間高速道路の建設のために行った河川移動の土木工事によって国境線が移動したこともありました。
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