(Mostra Internazionale d'Arte Cinematografica di Venezia)
カンヌ、ベルリン映画祭と並ぶ世界三大映画祭の一つであり、世界最古の歴史をもつ「ヴェネツィア国際映画祭」が9月1日(水)に開幕した。授賞式は最終日の11日夜(日本時間12日未明)に行なわれ、金獅子賞(Leone d'Oro)、銀獅子賞 (Leone d'Argento)、監督賞、審査員特別賞 (Premio Speciale della Giuria) などが授与される。
今回コンペティション部門に参加する日本映画は2本。「ノルウェイの森」(監督:トラン・アン・ユン、主演:松山ケンイチ)と「13人の刺客」(監督:三池崇史、主演:役所広司)。
イタリアからは次の4作品が参加する。
― La passione (パッション/情熱)(監督:Carlo Mazzacurati、主演:Silvio Orlando、 Cristiana Capotondi)
― Noi credevamo (我々は信じていた)(監督:Mario Martone、主演:Luigi Lo Cascio、Toni Servillo、Luca Zingaretti、Anna Bonaiuto)(150年前のイタリア統一の時代を描いた歴史映画。出演者は19世紀に使われていたことばを話す)
― La solitudine dei numeri primi (監督:Saverio Costanzo、主演:Luca Marinelli、 Alba Rohrwacher、Isabella Rossellini)
― La pecora nera(黒い羊) (監督:Ascanio Celestini、主演:Ascanio Celestini、Giorgio Tirabassi、Maya Sansa)
また、招待作品として、Vallanzasca. Gli angeli del male(ヴァッランツァスカ:悪の天使たち)(監督:Michele Placido)、"Omaggio a Vittorio Gassman" (ヴィットリオ・ガスマンへのオマージュ)(監督:Giancarlo Scarchilli)など19のイタリア映画が上映される。
最初に上映された、精神病に苦しむ人々を詩的なタッチで描いたLa pecora nera (黒い羊)は10分ものスタンディングオベーションを受けた。
ミケーレ・プラチド監督の、4つの終身刑と260年の禁固刑の判決を受けて現在も服役中のヴァッランツァスカの自伝に基づく「ヴァッランツァスカ:悪の天使たち」は、殺人、拉致、強盗、脱獄を続けた人物を主人公としているために論争の的となった。ミケーレ・プラチドは「国会にはもっと酷い罪を犯した人たちがいる」と言ってのける。
授与される賞は下記の通り:
― Leone d’Oro (金獅子賞)
– al miglior film(最高作品賞)
– alla carriera (功労賞)
― Leone d’Argento (銀獅子賞)
– Gran premio della giuria (審査員賞)
– Premio speciale per la regia (監督賞)
― Coppa Volpi (ヴォルピ杯)
– per la migliore interpretazione maschile (男優賞)
– per la migliore interpretazione femminile (女優賞)
― Premio Osella (オゼッラ賞)
– per la migliore sceneggiatura(脚本賞)
– per il migliore contributo tecnico(技術貢献賞)
― Premio Marcello Mastroianni(新人賞)
― Premio Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker
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