2011年5月15日(日)と16日(月)、イタリア本土に先だってサルデーニャ島で原発の建設についての「Referendum 国民投票」が実施されました。
「サルデーニャに原子力発電所および原発が残す核廃棄物保管施設を建設することにあなたは反対しますか」という質問に約60%の島民が回答を出しました。(国民投票でこれほど投票率が高かったことは過去にありません)
島民の答は、98%が Sì (はい=原発反対)でした。
チェルノブイリ原発事故の翌年1987年から、サルデーニャでは毎年夏休みにウクライナやベラルーシュから2万人の子供たちを「除染」のために受け入れてきました。(今年も千人ほどが訪れる予定です)。数千キロの距離を結ぶこのような友情によって、サルデーニャの人々の放射能に関する意識が高まっていたことも考えられます。
夏休みだけの除染では充分ではないので、クリスマス休暇も利用してサルデーニャに毎年3,4か月、子供や若者たちを送りたいと、現地からも要請があったそうです。
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