2009年5月25日月曜日

猛暑に襲われたイタリアの5月


あまりの暑さに海辺は海水浴客でいっぱい。アイスクリームは飛ぶように売れるし、ヴェネツィアなどの名所には大勢の観光客が押し寄せました。最高気温はアルゲーロ(サルデーニャ島)の36度。ミラノは35度、フィレンツェは33度、ローマが32度を記録しました。涼しさの到来が期待される水曜日(27日)まで、この暑さは続く見込みです。

ナポリターノ大統領のシチリア訪問


2009年5月24日、ナポリターノ大統領は3日間のシチリア訪問の最後の地、文豪レオナルド・シャーシャの故郷ラカルムートを訪れ、シャーシャ財団でのスピーチで「シャーシャはシチリアの理性と文化の輝かしい象徴」であると語りました。
前日の23日、ナポリターノは、マフィアと戦ったファルコーネ判事の暗殺事件から17年目を記念する式典に参加するためパレルモを訪れていました。そこにはイタリア中から船でやってきた、色鮮やかなシャツを身につけ旗を掲げて待っている2000人の若者たちの姿がありました。若者たちは歌と踊りのフェスタを通して「未来を再び手にする(riprendersi il futuro)」決意をアピールしました。
思えば21年前にマフィアに殺害された勇気あるジャーナリスト、ロスターニョ(Rostagno)は言っていました。自分がマフィアと戦うのは、「自由と生きる喜びの敵だから」と。
「聖人、天才、船乗りの国」と呼ばれたイタリアですが、シャーシャの小説「真昼のふくろう」の主人公のモデルともなり、新妻と共にマフィアの銃弾の犠牲になったダッラ・キエサ将軍も含め、イタリアは多くの有名・無名の「英雄」を生んだ国ともいえます。それぞれの「事件」は悲しいエピソードであるとはいえ、続く世代にとって、かけがえのない誇りともなっています。
「上納金」を拒否して殺された店主の棺を担ぐ息子たちが、沈黙のままVサインをする・・・・。そんなシーンがニュースで流れることもあります。

2009年5月3日日曜日

Fiat – Chrysler フィアットとクライスラーが提携


この提携によって、イタリア最大の自動車企業フィアットは北米自動車市場に再参入することになります。ナポリターノ大統領も、5月1日メーデー(イタリア語ではFesta del Lavoro/労働祭)恒例の演説で、「この壮大な事業にイタリアは誇りをもってよい」と述べました。
オバマ大統領も次のようにコメントしています。
「共に成功の道を歩もう。クライスラーは復活する。フィアットに感謝を表したい!
トリノ(フィアット社とリンゴット工場の所在地)が我々と一緒に未来のエコカーを製造することになる。フィアットはこの分野での実力をすでに証明している。それこそが生き残るための唯一の道であり、この「同盟」で3万人の雇用が守られる。クライスラーはより強く、競争力あるメーカーに生まれ変わるだろう」
フィアットのCEOセルジョ・マルキオンネは、「世界がわれわれを見ている。過ちは許されない」と語っています。
新クライスラー社の資本構成は、スタート時点では次のようになります。
全米自動車労組 ≂ 55%
アメリカ合衆国政府/カナダ政府 = 10%
フィアット社 = 20%
フィアットは2013年に発行済株式の51%を取得する権利を得ていますが、アメリカ政府の融資を完済することがその場合の条件となっています。

2009年4月28日火曜日

世界のレストランTOP50(イタリアは6店)


San Pellegrino World’s 50 Best Restaurants 2009

2009年4月20日、ロンドンのFreemason’s Hallで、806人の審査員(シェフ、料理評論家、業界関係者)によって選ばれた、世界のレストランのオスカー賞ともいえる「サン・ペッレグリーノ賞」の授賞式が行われました。トップ50にランキングされたイタリアのレストランは、前回より1店多い下記の6店でした。
13  Osteria Francescana (新)  
22 Ristorante Cracco (▲21)
28  Gambero Rosso (▼16)
42  Combal Zero (再)
48  Dal Pescatore (▼25)
49  Le Calandre (▼13)
今回(第6回目)は日本勢の台頭も目ざましく、第100位までに3店がランキングされています。
20 Les Créations de Narisawa (新)
68 RyuGin
75 Quintessence

2009年4月21日火曜日

イタリア初のWebTV料理専門サイト

イタリア初のWebTV料理専門サイトが開設されています。ポピュラーな家庭料理から、モダンなレシピまで、作り方も映像でわかりやすく説明され、すぐにでも作れそうな気がします。英語の字幕がついていますが、シェフの軽快なイタリア語も楽しく、必見です。
http://www.italianfoodnet.com/index.php


2009年4月17日金曜日

夏時間



イタリアは3月29日午前2時から夏時間に入りました。時計の針が1時間進められ、このときに動いている夜行列車はすべて最寄りの駅で1時間停止して時刻表と合わせます。日本との時差は7時間(通常は8時間)、日本の夕方16時はイタリアでは朝の9時となります。これは「太陽時間」に戻る10月25日までつづきます。18世紀にベンジャミン・フランクリンによって発案されたというこの夏時間。当時は蝋燭が節約できるくらいだと思われ、あまり賛同は得られなかったようです。イタリアでは第一次大戦中の1916年から不定期に導入され、1966年以降はずっと続いています。日没も遅くなり、太陽光のもとでの活動が1時間延びるこの夏時間制度は、エネルギー削減につながるとされ、現在、EU諸国をはじめ、多くの国々で導入されています。

2009年4月16日木曜日

ラクイラ(L'Aquila)の被災者のことば

L'Aquila tornera' a volare. 
「ラクイラ(L'Aquila=鷲)はまた大空を飛び始めます」

昨日15日のイタリア国営放送「テレジョルナーレ・ウーノ」から