真実を語る勇気をもたない者はジャーナリストと呼ばれてはならない。
1920/8/28 クネオ ‐ 2011/12/25 ミラノ
「権力に仕えたことのない」生粋のジャーナリストで作家のジョルジョ・ボッカが12月25日、ミラノの自宅で亡くなった(91才)。1930年代中ごろ15才で地方紙のために記事を書き始め、その後クネオの週刊誌「La Provincia Grande(偉大な地方)」にも記事を載せるようになった。第二次世界大戦中はアルペン兵として入隊、停戦後はパルチザンのグループ「Giustizia e Libertà(正義と自由)」を結成し、ファシズムと戦った。「Giustizia e Libertà 誌」に記事を書くことでジャーナリスト活動を再開。「Gazzetta del Popolo」、「Europeo」、「Il Giorno」にも執筆し、1976年には「la Repubblica紙」の創立メンバーとなった。
2010年12月、テレビ番組に出演したボッカ(90才)は語った。
「RAI (イタリア国営放送)のジャーナリストたちは真実を語りたいのだが、語れない。枷をはめられている。ベルルスコーニに逆らうとRAIの会長職も追われる(例:マージ)」「超人気番組をもつジャーナリストは、コマーシャルも付くし放送局に金が入るので、報道番組を続けることができる」「真実を語る勇気をもたない者はジャーナリストと呼ばれてはならない。そして真実には左(左翼)も右(右翼)もない」
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