2010年9月8日水曜日

第67回ヴェネツィア国際映画祭

(Mostra Internazionale d'Arte Cinematografica di Venezia)

カンヌ、ベルリン映画祭と並ぶ世界三大映画祭の一つであり、世界最古の歴史をもつ「ヴェネツィア国際映画祭」が9月1日(水)に開幕した。授賞式は最終日の11日夜(日本時間12日未明)に行なわれ、金獅子賞(Leone d'Oro)、銀獅子賞 (Leone d'Argento)、監督賞、審査員特別賞 (Premio Speciale della Giuria) などが授与される。
今回コンペティション部門に参加する日本映画は2本。「ノルウェイの森」(監督:トラン・アン・ユン、主演:松山ケンイチ)と「13人の刺客」(監督:三池崇史、主演:役所広司)。

イタリアからは次の4作品が参加する。
― La passione (パッション/情熱)(監督:Carlo Mazzacurati、主演:Silvio Orlando、 Cristiana Capotondi)
― Noi credevamo (我々は信じていた)(監督:Mario Martone、主演:Luigi Lo Cascio、Toni Servillo、Luca Zingaretti、Anna Bonaiuto)(150年前のイタリア統一の時代を描いた歴史映画。出演者は19世紀に使われていたことばを話す)
― La solitudine dei numeri primi (監督:Saverio Costanzo、主演:Luca Marinelli、 Alba Rohrwacher、Isabella Rossellini)
― La pecora nera(黒い羊) (監督:Ascanio Celestini、主演:Ascanio Celestini、Giorgio Tirabassi、Maya Sansa)

また、招待作品として、Vallanzasca. Gli angeli del male(ヴァッランツァスカ:悪の天使たち)(監督:Michele Placido)、"Omaggio a Vittorio Gassman" (ヴィットリオ・ガスマンへのオマージュ)(監督:Giancarlo Scarchilli)など19のイタリア映画が上映される。

最初に上映された、精神病に苦しむ人々を詩的なタッチで描いたLa pecora nera (黒い羊)は10分ものスタンディングオベーションを受けた。
ミケーレ・プラチド監督の、4つの終身刑と260年の禁固刑の判決を受けて現在も服役中のヴァッランツァスカの自伝に基づく「ヴァッランツァスカ:悪の天使たち」は、殺人、拉致、強盗、脱獄を続けた人物を主人公としているために論争の的となった。ミケーレ・プラチドは「国会にはもっと酷い罪を犯した人たちがいる」と言ってのける。

授与される賞は下記の通り:
― Leone d’Oro (金獅子賞)
     – al miglior film(最高作品賞)
     – alla carriera (功労賞)
― Leone d’Argento (銀獅子賞)
     –  Gran premio della giuria (審査員賞)
     – Premio speciale per la regia (監督賞)
― Coppa Volpi (ヴォルピ杯)
     – per la migliore interpretazione maschile (男優賞)
     – per la migliore interpretazione femminile (女優賞)
― Premio Osella (オゼッラ賞)
     – per la migliore sceneggiatura(脚本賞)
     – per il migliore contributo tecnico(技術貢献賞)
― Premio Marcello Mastroianni(新人賞)
― Premio Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker

2010年5月21日金曜日

Cappuccinoコンクール

トリノで「カップッチーノ国際コンクール」が催された。本格的レシピによると、配分はエスプレッソコーヒー3分の一、牛乳3分の一、クリーム(泡)3分の一、とのこと。

タイでイタリア人ジャーナリスト死亡

5月19日、タイでの紛争を取材中だったイタリア人ジャーナリストFabio Polenghi(ファビオ・ポレンギ)が銃弾を受けて死亡した。赤シャツグループを攻撃する軍隊の写真を撮っていた時の出来事だった。ナポリターノ大統領は哀悼のことばを述べ、「自らの職業に対する彼の情熱と勇気は、ジャーナリズムの誉れである」と語った。ファビオはミラノ出身で45才、2004年から世界を巡り、リポーター・サン・フロンティエ(国境なきリポーター)のメンバーでもあった。

アフガニスタンでイタリア人兵士2人がテロの犠牲に

5月17日、アフガニスタンに駐留する国連軍を狙った自爆テロで2人のアルペン兵が命をおとした。現在アフガニスタンには3300名のイタリア人兵士が駐屯しているが、昨年9月に6人の兵士が犠牲となって以来の悲劇だった。ローマの飛行場に着いた三色旗で覆われた二人の棺にナポリターノ大統領は手を置き、イタリアの感謝の意を伝えた。

2010年5月14日金曜日

パルミジャーノ・レッジャーノチーズが強盗に

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズを狙った6人の強盗団が、パルマ郊外の倉庫に保管されていた300個の巨大チーズを奪い逃走した。手足を縛られたインド人の倉庫係は警察や報道陣に、そのときのもようをジェスチャーで語った。実はこのパルミジャーノ・チーズは銀行が融資の担保として預かり、保管させていたもの。品質が保証され販売ルートも確立されているパルミジャーノ・チーズは、昔から担保として用いられてきた。

ロンバルディア地方の豪雨

2週間にわたって豪雨が続く北部ロンバルディア地方では、多くの地域で水害が発生している。コモやヴァレゾット(ヴァレーゼ地域)では道路が遮断される被害が起きているが、天気予報によると、金曜日まではこの土砂降りは続くとのこと。

教皇ベネデット16世、ファティマに

聖母マリアが3人の小さな羊飼いたちに現れた93年前の1917年5月13日を記念し、ベネデット16世は13日にファティマを訪れた。司祭年とされた1年間(2009年6月~2010年6月)を締めくくるにあたり、教皇は処女マリアに司祭たちを委ねた。小児愛(pedofilia)などの問題が起こり、「教会は内から攻撃されている」と述べる教皇は、第2ヴァチカン公会議のおしえを踏まえたカトリック教会の真の刷新を希望し、そのために「他の真実」や「他者の信じる真実」を大切にし、諸宗教間の対話を進めていく方針を約束した。